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隊員の声

出会いを経験できることは、協力隊の特権。
田舎にも魅力的な人との出会いはあるんです。

大迫思織さん
おおさこ・しおり/長門市向津具在住 2015年9月着任

長門市の地域おこし協力隊の先輩 活動風景 その1

協力隊に応募したきっかけを教えていただけますか?【とくに、今の活動地を選んだ理由は何ですか?】

長門市の地域おこし協力隊の先輩 活動風景 その2

27歳になった時、20代としての残り3年間をどう過ごすべきか、と考えました。当時、神戸市の飲食店に勤めていましたが、このまま都会で暮らし続けることに不安を感じたんです。そんな時、長門市の地域おこし協力隊として活動していた知り合いのSNSで、協力隊の募集情報が紹介されているのを見つけて…。移住や田舎暮らしにも興味がありましたし、協力隊なら今までやってきたことを生かせると思いました。両親も「いいじゃない!やってみなさい」と、大いに賛成してくれました。なにより、同じ土地で知り合いが活動しているということが、大きな後押しになったと思います。

どんな活動をされていますか?【今後やってみたいことがあれば、合わせて教えてください】

長門市の地域おこし協力隊の先輩 活動風景 その3

地元の方に活動を知っていただくために広報紙を作っています。それから、お米を育てるプロジェクトや、5月には元オリンピック選手を招いて陸上のイベントを実施する予定です。なかでも、「つくろう」というイベントはシリーズ化を狙っています。これは、今年2月に第1回を実施したばかりなのですが、地元・向津具の食材を使って、子どもたちにマフィンを作ってもらおう、というイベントでした。今後は「つくろう」にかぎらず、「あそぼう」「あるこう」など、いろいろなかたちで向津具の良さを再発見してもらえる企画を考えたいと思っています。
また、もうひとつのテーマとして、「子どもたちの夢や可能性を広げるきっかけづくり」を目指しています。私自身、子どもが大好きなんです。特に向津具の子どもたちは本当に純粋で、何事にも熱心に取り組んでくれます。そんな姿を見ていると、田舎の子どもって無限の可能性を秘めているなぁ、と感じます。都会と比べて、新しいことに出会う場や選択肢が少ないだけ。ここ向津具でも、スマートフォンを持っている小学生がたくさんいますが、ネットで見ることと実際の体験は違いますからね。自分がこれまでの人生で経験してきたことを子どもたちにも伝えていきたいし、「こんなこともできるんだ」と可能性を感じてもらえれば嬉しいです。

山口県に移住して、いちばん良かったことはなんですか?

長門市の地域おこし協力隊の先輩 活動風景 その4

とにかく、景色がきれいなことです。自宅のすぐ目の前に、空と海と田んぼが一面に広がっているんですよ。空だって、青空や夕焼け、星空といろんな表情を見せてくれますし、毎日見ても見飽きません。
それから、温泉がいっぱいあることも魅力ですね。私は、協力隊着任にあたって運転免許を取得したので、運転の練習も兼ねて、おとなり下関市へも足をのばしています

地域おこし協力隊を希望している方に、アドバイスはありますか?

長門市の地域おこし協力隊の先輩 活動風景 その5

「それまでの経験を生かしながら、自分にできることを無理のない範囲でやってほしい、ということです。私は着任当初、「地域のために何ができるのだろう?」と迷っている時期がありました。この地域はパワフルな移住者も多く、協力隊は必要とされていないのでは?と感じてしまっていたんです。でも「地域おこし」って、私ひとりが動いてもダメで、みんなが「地域をおこしたい」って思えないと地域は変わらないんですよね。このことに気づいてからは、「自分ができること、やりたいことをやろう」と思えるようになりました。
自主企画のイベントを実施した時も、無償で野菜を提供していただくなど、地域の方からたくさんのサポートをいただきました。自分ひとりでは絶対に実現できていなかったイベントです。地域の協力あってこその「地域おこし協力隊」だと、改めて実感しました。ですから、自分にできることをやる、というスタンスが大切だと思っています。

活動のなかで、いちばんやりがいを感じることはなんですか?

長門市の地域おこし協力隊の先輩 活動風景 その6

たくさんの人が私の活動を応援してくださっている!と実感できた時には、やりがいを感じます。たとえば、SNSの投稿にコメントをもらった時。活動が新聞に取り上げられて、記事を読んでくれた人が「見たよ。がんばっているね。」と声をかけてくれた時。おばあちゃんとおしゃべりしていて、話しているだけで嬉しそうにしてくれている時。そして何より、初めての自主企画イベントに、30人を超える子どもたちが参加してくれて、「楽しかった!」「またやってほしい!」と言ってくれた時。いろんな場面で、いろいろな人たちが、私の活動を応援し、背中を押してくださっていることを感じています。また、協力隊という立場上、マスコミに取り上げていただく機会が多く、地元のケーブルテレビや新聞、広報紙に掲載されると、面識のない方からも「見たよ!」と声をかけていただけます。私はIターンで知り合いがまったくいないため、メディアに取り上げられることについても全く躊躇はありません。どんどん取り上げてほしいと思っています。職業や地域を超えていろいろな出会いを経験できることは、協力隊の特権かもしれません。田舎にも、魅力的な人との出会いはあるんですね。


長門市の地域おこし協力隊の先輩

大迫思織さん
静岡県出身。神戸市の製菓学校を卒業後、飲食業界へ。20代最後の時期を迎えたことを機に、これまでの暮らしを見直し、知り合いが活動していた長門市で地域おこし協力隊として活動することを決意。向津具地域の魅力の再発見と、子どもたちの夢や可能性を広げるきっかけづくりを目指している。