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第1回 やまぐちYY!ターンカレッジ イベントレポート

2019.6.18

2019年6月2日開催「山の暮らし・海の暮らし」編

6月2日、山口に移住してゼロから農業・漁業をはじめた2組のご夫婦を招き、トークセッションをおこないました。ここではその模様をお伝えします。

才木さんご夫婦

次世代の子どもたちにつなぐ農家を目指して

【農業】まこっこ農園(才木誠さん・祥子さんご夫妻)
埼玉出身の誠さんは、中学のときボーイスカウトに参加。そこで出会った東京農業大学出身の先生から、農業がいかに楽しいかを聞き、「将来は農業をしよう!」と決意しました。大学の農学部を卒業後、農文協という農業関連の出版会社に就職します。
一方、山口出身の祥子さんは大学時代、農家レストランでアルバイトしたのをきっかけに農業に興味を持ちます。「長芋を収穫するとき、土に手を入れたら暖かかったのが驚きで、農業を仕事にしたいと思いました」。でも憧れだけでははじめられないと、農家の方とふれ合うことのできる農文協に入社。農文協で2人は出会い、結婚します。
どこで農業をするか話し合った結果、祥子さんの強いリクエストにより地元の山口でおこなうこととなりました。2009年、祥子さんの実家をベースに農地探しからスタート。たまたま見つかったのが、お茶畑でした。大学時代からお茶は面白いと感じていた誠さんの希望もあり、その土地に決定しました。
「農業のいいところは、自分たち次第で働き方を決められること」と口を揃える才木ご夫妻。働けば、働いただけ成果が返ってくるのが楽しいといいます。
就農以来ずっと闇雲に動いていたという祥子さんは2014年、「女性農業次世代リーダー育成塾」に参加し、農業に対する目的がより鮮明になったといいます。「暗いトンネルを走っているようでしたが、塾に参加して吹っ切れました」と祥子さん。その後、さまざまな活動に参加するようにもなりました。
今後について才木さんご夫妻は「自分たちだけ農業ができればいい、という考えではダメです。土地の一部をお借りしているという感謝の気持ちで、次につなげていくことが山口への一番の恩返しです」と話します。

佐藤さんご夫婦

周到な準備を重ねて憧れの漁師に

【漁業】嵩海丸(佐藤嵩宗さん・冬奈さんご夫妻)
「自分の人生をかけて、夢中になれる仕事をしたい!」20代前半、しっくりこない日々を東京で過ごしていた嵩宗さんは、そう思うようになりました。夢中になれることをとことん突き詰めていった結果、2012年、漁師になることを決意します。
翌年、嵩宗さんは漁業就業フェアに参加。2年かけて北海道から沖縄まで、日本全国の漁師の仕事について情報収集しました。嵩宗さんの地元 北海道で就業することも考えましたが、山口県は全国のなかでも受け入れ体制が整っていたため、山口で漁業をすることを決断。またフェアでは、漁師になるには700万円くらい必要だと聞き、2年で1000万円を貯めるなど、着々と準備を整えていきました。
遠距離恋愛を実らせて2018年に冬奈さんとの結婚。「漁師は収入が安定しないのではなど、不安がつきまといましたが、彼が師匠と仰ぐ漁師さんに会うと『嵩宗君は頑張っている』と聞き、早く嫁に行かなければ! と思いました(笑)」。現在、漁には冬奈さんも同行することがあるとのこと。
獲る魚によって労働時間は変動しますが、例えばウニ漁であれば1日15時間働くこともあります。そのぶん、1日6万円もの収入が得られますし、誰かにやらされているわけではなく、自分たちの裁量でできることが何より楽しいといいます。「僕らは結婚したてでお金を貯めたいので、今は2人で頑張ろうと決めています」。
漁師になるための情報が少なかったことから、これから漁師を目指す人のためにブログを書き続けている嵩宗さん。今後は観光客を対象にしたサービスや、品質の優れた海産物をネットで販売していきたいと意気込んでいます。

田舎暮らしは実際、どうですか?

2組のご夫妻による山口移住ぶっちゃけトーク
――田舎暮らしは実際、どうですか?

才木祥子さん
今の時期はほたるがたくさん飛んでいますし、近くの湖ではカヌーをしたり、少人数で学習できたりと、子育てには最高の環境です! 新幹線の駅まで車で15分、空港まで30分と、アクセス抜群なのもいいですね。移住者であるため私たちに注目が集まることもありますが、どうってことありません。いかに地域の人たちと関係を築き、応援してもらえるかですね。家を建て、ずっと頑張ります! という意志を見せたら、一層協力してもらえるようになりました。環境は自分で整えるもの。人を巻き込んでいくのがコツではないでしょうか。

佐藤嵩宗さん
人が少ないので移住者は目立ちますが、とりあえず笑顔で挨拶しておけば問題ないですよ(笑)。しかも私たちは沖にいることが多いので、あまり気になりませんね。

集合写真

――これから移住を目指す人に一言お願いします。

才木誠さん
移住はハードルが高いですが、覚悟を見せるとみなさんに手助けしてもらえます。「見られるのではなく、見せていく」という気持ちが大切です。

佐藤冬奈さん
高校卒業後、アルバイトやパートを転々として「私は何をしてるんだろう?自分の人生は歯車で終わっちゃうのかな?」と思っていましたが、彼と出会って変わりました。もう福井に帰りたくないくらい山口が好きですし、漁師の嫁として働いていることが楽しいです!

参加者の声

「覚悟を決めることの大切さなど、移住に対する根本的な考え方が聞けてよかったです」

(30代・女性)

「現地で暮らしている人の生の声が聞けただけでなく、試食もできて面白かったです。北海道出身で山口に移住した佐藤さんには感動しました!」

(30代・男性)

「夫が漁師なので漁業ばかり意識していましたが、農業の話を聞けて視野が広がりました」

(40代・女性)

「来年定年なので、畜産をしたいと参加しました。山口県は若い人の移住が多い点に好感を持ちました」

(50代・男性)

当日の会場の様子

  • フリートーク①
    トークセッション全体
  • トークセッション全体
    トークセッション全体
  • 下関市・宇部市によるわがまちPR
    下関市・宇部市によるわがまちPR
  • 農林漁業PR
    農林漁業PR
  • 食べる通信
    食べる通信
  • フリートーク
    フリートーク

才木さんご夫婦
  • 東京から宇部市に移住し、近隣の野菜農家5軒で販売グループ「情熱農家プロジェクトtoppin」を結成し、「農家と消費者との距離をより近く、新鮮な野菜を届ける」をコンセプトに活動中。
  • https://www.facebook.com/toppinfarm/
佐藤さんご夫婦
  • 北海道・福井出身。独立するなら漁師で!という想いから、下関市豊北町(絶景ポイントの角島周辺)にIターン。1本釣りの漁師として、直販もスタート。漁師の日々の暮らしを綴ったブログ「漁師の年収ぶっちゃけます」を日々更新中。
  • https://ameblo.jp/takamimaru

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  • 「やまぐち」のY、「わいわい楽しい暮らし」のYを組み合わせた、山口県へのUJIターンを意味するキャッチフレーズです。