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第3回 やまぐちYY!ターンカレッジ イベントレポート

2019.10.10

2019年9月29日開催 第3回やまぐちで学ぼ。[学び・子育て]編

子どもと一緒になって地域を盛り上げている、光市在住の佐々木淳志さんと、周防大島高校に通う現役高校生2名、さらには昨年度の同校卒業生1名を招いて開催した、第3回目となるYY!ターンカレッジ。今回のテーマはずばり「学び・子育て」です。ゲストの4名が、やまぐちの“今”について、リアルな様子を伝えてくれました。

佐々木淳志さん

自ら積極的に関わることで溶け込める

佐々木淳志さん

佐々木さんの出身は岡山県倉敷市、大学卒業後、倉敷市で働いていらっしゃいましたが、2006年、結婚を機に、奥さまの出身地である光市に移住しました。結婚前には奥さまの実家へ何度か訪問しつつ、光市の様子をいろいろ見て回ったといいます。「移住前には、一度その町を体験してみることをオススメします」とアドバイスをくれました。

3児の父として子育てに奮闘中の佐々木さんは、2013年から娘さんの通う光市の小学校でPTA活動をスタート。2015年には、当時娘さんの通う小学校になかった「おやじの会」を立ち上げます。おやじの会とはお父さん版のPTAで、佐々木さんの立ち上げた「おやじの会」は、『大人が本気で遊び、子どもを楽しませる』を合い言葉に様々な活動に取り組んでいます。具体的には、バラエティ番組を模したイベントを開催したり、神社の参道で綱引き大会をしたりと実に多彩。学校の草刈り作業までイベントに仕立て上げ、周囲を巻き込むなど、自分たちが本気で遊びながら、子どもたちを楽しませているそうです。

佐々木淳志さん

また、光市は子育てにとても力を入れていますが、佐々木さんはそこに「おせっかい」を加えることで、市民一人ひとりが相手を気遣えるような町にしたいと「光市おせっかいプロジェクトチーム」を立ち上げています。活動の1つが「光市まちぐるみWedding」。これは、結婚する二人の門出を地域で一緒にお祝いしようと、電車内でのフラッシュモブやパレードへの参加など、様々な仕掛けでカップルを祝福しています。

ほかにも様々な活動に取り組む佐々木さんは、Iターンをしたとは思えないほど、すっかり地元に溶け込んでいる様子。そのコツについて「どの地域にも、人手不足や企画不足があるはず。まずは1つでいいのでイベントなどに参加して「何か手伝えることはありますか?」と申し出てみてください。きっと大歓迎されるでしょう。新たなコミュニティができれば、暮らしはより充実するはずです。」と教えてくれました。

周防大島生徒

自然豊かな周防大島で過ごしたかけがえのない時間

小池祥太朗さん、嶋中遙さん
(周防大島高校3年生)

続いては周防大島高等学校の3年生のお2人が登壇し、島での暮らしを語ってくれました。岩国市から通っている小池さんは3年間ボート部に所属するかたわら、生徒会活動にも励み、2年生からは生徒会副会長を務めています。一方、周防大島に住んでいる嶋中さんは3年間美術部に所属し、高校野球の応援団にも参加するなど、2人とも島の高校生活を満喫しているそうです。

周防大島高校を選んだ理由について、小池さんは「地域に根ざしているので、島の人たちとコミュニケーションが多く取れると思った」と話し、嶋中さんは「県外の生徒も積極的に募集しているので、いろいろな友達と出会えると思った」と話してくれました。

周防大島は、ハワイのカウアイ島と姉妹都市を締結しており、高校ではハワイから留学生が来たり、カウアイ島とテレビ電話をつないだりと、英語で話す機会があるとのこと。また、近くの浜辺では毎月「海の市」を開催。販売商品の開発を行ったり、ユニクロとコラボして、使わなくなった子供服を回収し、難民に寄付する活動も行ったりするなど、島じゅうをキャンパスとして、地域の中で様々なことを学ぶ学校の様子が語られました。

続いては、周防大島高校が取り組んでいる、地域活性化に関する政策アイデアコンテストの話題に。チームで考えた島の活性化プランを披露してくれました。嶋中さんのチームが考えたのは『どこでもVR』を活用した商店街の活性化策。1896年頃は4万人いた島民が、現在は1万5千人にまで減少。商店の数も少なく、買い物を十分に楽しめないといいます。一方、高齢者の生き甲斐は、「友人や知人との交流」「孫や子供との交流」が上位を占めていることから、高齢者の生活の質をより向上させたいと、VRを活用した地元商店街での買い物策を考案。家族や友人と遠く離れていても、買い物を通じて交流を楽しむことができるそうです。

小池さんのチームが提案したタイトルは、『大島大橋で笑顔を作る』。周防大島の観光客が年間100万人を突破している点や、世界的にマイクロプラスチックによる海洋汚染の問題が叫ばれている点などに着目し、島に架かる大島大橋の有料化を考えました。ハワイの事例を参考に、島に来た観光客に環境保護のビデオを視聴してもらい、修了証を授与。それを店で提示すれば、ドリンクの割引を受けられるなど、様々な仕組みを考案。しかもドリンクで使用するストローは、島特産のみかんと寒天で作る環境にやさしいものを既に試作済みとのことでした。

2人とも現在の周防大島が抱える課題を的確に捉え、かつ客観的なデータを駆使しながら、それらを解決しようとアイデアを練っていたのが印象的でした。

周防大島生徒

市町をPRするコーナーで新たにゲストとして登場したのは、周防大島高校をこの3月に卒業した、現在大学生の淺野零さん。茨城県出身の淺野さんは、小中学校の時に長野県の小さな村に山村留学。高校を選ぶ際は、他の地域の高校とも迷いましたが、自然体で自分を受け入れてくれそうだと感じた周防大島高校に、直感で入学しました。
島での3年間は、橋も架かっているなど環境が整っており、人もとても優しく暮らしやすかったそうで、熱心に打ち込んだアーチェリー部では、国体にも出場するなど大活躍。島を挙げて応援してもらったことがとても心に残っているとのことでした。

小池さんと嶋中さんも再度登壇し、周防大島の良いところについて小池さんは「魚がたくさん見られるなど、自然に恵まれている点」、嶋中さんは「島の人たちが当たり前に挨拶をしてくれるところ」、淺野さんは「コンビニなのに店員さんと会話するほど、島全体がフレンドリーなところ」と話してくれました。

卒業後については、嶋中さんは管理栄養士を目指し、島に戻って活躍したいとのこと、小池さんは県内の大学でスポーツ学を学び、周防大島高校の体育教員になりたいとのことでした。淺野さんは、今後どのような形になるかはわからないが、親友もできた大好きな周防大島と、これからも何かしらの形でつながりを持ち続けていきたいとのことでした。

3人のこれからに、周防大島がしっかりと刻み込まれていたことが何よりも嬉しく感じられました。

周防大島生徒

発表を終えて

佐々木さん「周防大島高校の2人のプレゼンに感動しました。光市も教育が武器なので、高校も巻き込んでいきたいです」

淺野さん 「移住について知りたい人って、いるのかなと思っていましたが、大勢の人が来てくださってうれしく思いました。発表も楽しかったです」

小池さん 「緊張しましたが、アットホームな雰囲気だったので言いたいことが言えました」

嶋中さん 「みなさん集中して聴いてくださって、うれしかったです」

参加者の声

「ホームページや雑誌では得られない、リアルな情報を聴けて大変刺激を受けました」

(20代・男性)

「地元の生の話が聴けましたし、補助金に関する情報も得られて大満足です」

(40代・男性)

「高校生のプレゼンはきちんとしたデータを使っていてびっくり。さらに将来のビジョンがしっかりしている点にも驚きました」

(60代・女性)

当日の会場の様子

  • トークセッション全体
    トークセッション全体
  • 光市わがまちPR
    光市わがまちPR
  • 周防大島町わがまちPR
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  • フリートーク
    フリートーク

佐々木淳志さん(光市)
  • 岡山県倉敷市出身。2006年、結婚を機に妻の地元・光市に移住。
    2013年から娘の通う光市の小学校でPTA活動を始め、2015年に同校で「おやじの会」を立ち上げ、「大人が本気で遊び、子どもを楽しませる」をミッションに、数多くのイベントを手掛ける。
    子どもが大人と触れ合うことで経験を積み、将来の選択肢を広げ、また、将来自分たちと同じように地域を盛り上げてくれることを願っている。
周防大島高校 生徒さん
  • 周防大島の活性化に関するアイデアコンテストに挑戦中の、周防大島高校3年生2名が、そのアイデアを披露。
    また、昨年まで茨城県から島留学をしていた卒業生1名も来場し、3人で「周防大島の“今”」についてお届けする。

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  • 「やまぐち」のY、「わいわい楽しい暮らし」のYを組み合わせた、山口県へのUJIターンを意味するキャッチフレーズです。