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経験者に聞きました!

山口には知られていない魅力がまだたくさんある!ゲストハウスを拠点に地域全体を盛り上げていきたい!

  • 美祢市
  • 古民家ゲストハウスひまわり
  • 矢田部沙季

山口県へのIターンで開業・創業した先輩 仕事風景 その1

移住される前は何をされていたのですか?

高校を卒業後、大阪の大学に進学しました。教員になる前にいろいろな世界を見てみたい、海外の教育現場を見てみたいと思い、大学卒業後の1年間は、ピースボートで地球を一周したり、アメリカやニュージーランドなどを旅したりしました。中でも、カンボジアやフィリピンなどの発展途上国で出会った子どもたちの目がキラキラしているのがとても印象的で…。貧しくても自らの能力を高めようと精一杯生きている姿を見ているうちに、「本当の豊かさって何だろう?」と疑問に思うようになりました。また、自転車で日本を一周したときに、通りすがりの人から「頑張ってね!」と声をかけてもらったり、寒い日に手袋をいただいたりしたことがすごく嬉しくて。そうした体験から、「いつか旅する人を応援するゲストハウスを開きたい」という思いが 膨らんでいきました。

どうして移住しようと思われたのですか?

そもそものきっかけは、父の実家がある美祢市に両親が移住したこと。この場所と実家の隣りにある納屋の雰囲気がすごく好きで、いつかここをゲストハウスに活用できたらいいなぁと思っていました。ゲストハウスをオープンする前は、3年間萩市見島の中学校に常勤講師として勤めていました。教えてきた生徒たちの卒業、30歳を迎える節目、常勤講師の任期満了などが重なり、起業するにはいいタイミングだなと思い、ゲストハウスをオープンすることを決意しました。私は一度決めたら突き進むタイプなので、母は半分諦めて応援してくれました(笑)。父は「こんな田舎にお客さんは来ない!」と大反対でしたが、今は良き理解者。両親ともに応援してくれています。

山口県へのIターンで開業・創業した先輩 仕事風景 その2

まず何から始められたのですか?

何から始めればいいのか分からなかったので、まず萩商工会議所に相談に行きました。そこで、「ドミトリー(相部屋)だけでなく、個室も作れば需要が広がる」「安いだけのゲストハウスにならない方がいい」などのアドバイスをいただきました。さらに、お願いしてもいないのに、全国のゲストハウスの料金相場を調べてくださるなど、担当者が親身になって相談にのってくださってとても感激しました。その後、美祢市の商工会に相談に行き、創業に関する補助金の交付を受けました。移住する前は、美祢市に家族以外の知り合いが全くいない状況。でも、山口市に住んでいる従妹が、美祢市を活性化したいと思っている団体をネットで見つけて、全く知り合いもいない中、その団体が行うバーベキューに一人で参加して、「美祢市にゲストハウスをオープンする」ことを告知してくれたんです。そのおかげで、一気に知り合いの輪が広がりましたね。SNSでつながった方々が、ベッドを作ってくださったり、壁塗りを手伝ってくださったり、たくさんの人々が力を貸してくださったおかげで、無事オープンにこぎつけることができました。見島で教員をしながらの準備は大変だったので、とても助かりました。美祢市、山口県の人々の優しさを実感しましたね。

どんなコンセプトのゲストハウスなのですか?

築60年の納屋を改装したゲストハウスです。エントランスには共用リビングを設置。沖縄のコミュニケーション文化「ゆんたく」が大好きなので、訪れた人がテーブルを囲んでおしゃべりを楽しめる場所を提供したいと思っています。仲良くなった人同士でご飯を食べに出掛けたり、観光して回ったり、「ひまわり」を拠点に、人と人の輪が広がっていけば嬉しいですね。

山口県へのIターンで開業・創業した先輩 仕事風景 その2

オープンしてみていかがでしたか?

自力でどこまで稼働できるか知りたかったので、最初の1年間は宣伝しないと決めていました。でも、予想以上にたくさんの方が訪れてくださってビックリ!多い月で100人を超えるお客様が利用してくださいました。他県からの観光客だけでなく、工場出張など仕事で来られた方、近隣地域からリフレッシュしに来られた方など、意外なニーズもあることも分かり、運営していく上での大きなヒントを得ることができました。

移住先での暮らしはいかがですか?

以前よりも、時間の流れを大切に思えるようになりましたね。お気に入りは、窓越しの景色を眺めながら一杯のコーヒーを飲む時間。お金で買えない贅沢というか、豊かに暮らしている感じがものすごく心地いいんです。引っ越してみたら、近所の方も優しくて。何かあれば「手伝うよ」と声をかけてくださる方もたくさんいるので本当にありがたいです。暮らし始めてから、美祢がどんどん好きになっていっています!

山口県へのIターンで開業・創業した先輩 仕事風景 その2

山口の魅力はどんなところだと思われますか?

自然がすぐそばにあるところですね。道路が整備されていて運転もしやすい。絶景スポットや観光名所、温泉が程よい距離に点在しているから、ドライブするのにピッタリだと思います!それから山口県はイベントが多い印象を受けます。週末にはどこかで何かしらイベントが行われているので、いろいろな楽しみ方ができます。食べ物もおいしいし、こだわりのお店もたくさん!県内にいながらにして小旅行を楽しめますよね。あと、山口県の人はめっちゃ優しい!親切な人が多いので、とても住みやすい場所だと思います。

移住を考えている方へ、何かアドバイスはありますか?

困ったときは一人で抱え込まないこと! もちろん甘えてばかりではいけませんが、素直に助けを求めることが、地域に溶け込むコツだと思います。今は、田舎暮らしをしていることが、逆にメリットになるケースも増えているように思います。おそらく私が都会で「ゲストハウスをやります!」と言っても、埋もれていたのではないかな、と。その点、山口は競合他社が少ないから目立ちやすい。どこに住んでいてもSNSで手軽に情報発信・共有ができる時代の今、地方にこそチャンスがあるのだと感じています。新しいことを始めたいと考えている方には、移住をオススメしたいですね!

山口県へのIターンで開業・創業した先輩 仕事風景 その2

最後に、これからの夢をお聞かせください。

美祢ってユニークな活動をしている人、面白い人がたくさんいるんですよ!そうした人と人とをつなげて美祢を盛り上げていきたいですね。他県から来た私だからこそ感じる山口県や美祢市の魅力を伝えていきたいと思っています。ゆくゆくは「ひまわり」を拠点に、角島や秋吉台など、県内各地に足を運んでもらえるようになれば嬉しいですね。それにはまず、ゲストハウスの存在を知ってもらうことが必要なので、来年度は宿泊以外のお客様や地元の人も気軽に参加できるイベントも考えています。「ひまわり」でつながった人たちを集めてマルシェを開催したり、月に1回料理を作ってくれる人を呼んで週末居酒屋を企画したり。ゆくゆくはカフェもやってみたいですし。やりたいことはまだまだたくさんあります!


山口県へのIターンで開業・創業した先輩

矢田部沙季さん
やたべ・さき/美祢市在住 古民家ゲストハウスひまわり
31歳。福岡県北九州市出身。大阪の大学を卒業後、ピースボートで地球一周の旅に出たのを皮切りに、国内外を旅しながら仕事をする。岐阜県や鳥取県で非常勤講師として勤務した後、山口県に移住。萩市見島の中学校に3年間常勤講師として勤務。2019年4月に美祢市に古民家ゲストハウス「ひまわり」をオープン。
  • 「やまぐち」のY、「わいわい楽しい暮らし」のYを組み合わせた、山口県へのUJIターンを意味するキャッチフレーズです。