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第1回 やまぐちYY!ターンカレッジ イベントレポート

2021.8.5

2021年7月14日開催 やまぐち× アウトドア編

今年度は、山口県って「意外にいいかも!?」という視点で、「やまぐち暮らし」を深堀りする「YY!ターンカレッジ」。
第1回目は、現在、地域おこし協力隊員として活躍中の浅井一輝さん、藤尾凜太郎さん、村井優さんと、協力隊を卒業後も地域で暮らし活躍している協力隊OGの安井絵美さんに、山口県で身近に楽しめるアウトドアの魅力と地域おこし協力隊のリアルをお話ししていただきました。

【阿武町】海も山も里もある!日常がアウトドアになる場所

◉浅井一輝さん

「山口県との関わりは、大学時代にアルバイトをしていたお店が萩産の魚を使っていたくらいです」と振り返る浅井さんは、釣りと素潜りで魚を突くことが大好き。良い海を探すうちに阿武町に辿り着きました。時間を見つけてはモリを片手に潜っているそうで、「今日も半日休暇をいただいて潜ってきました。こういう時間が本当に贅沢だと感じます。今日の晩御飯はイシダイです」と、見せてくれたのはイシダイのほかにスズキなどの釣果。「獲れた魚はご近所や、出身地である名古屋の友人にもお裾分けするのですが、魚が米や肉、釣具になって返ってくるんです」と、山口県と名古屋との美味しい架け橋についても笑顔で教えてくれました。

浅井さんは、今年度オープン予定の「ABUキャンプフィールド」の運営やキャンプ場での仕事体験などの企画・運営に携わっています。
また、浅井さんが忘れられないと教えてくれたのは、萩市の蛍の景色。「世界の絶景や国内の有名夜景を観ても何とも思わなかったのですが、初めて心から感動しました。水面に映る蛍の光と満点の星空、そして、その間を飛び交う蛍の3つの光のグラデーションは、本当に言葉にできないほどキレイでした」と、山口県内の人でも知らないような素敵な感動体験を話してくれました。

◉藤尾凜太郎さん

「大学時代から、国内旅行が大好きでいろんな所を訪ねたのですが、行く先々で『何にもないところによく来たね』と言われることをとても悔しく思い、若者が地元のもったいないところをカバーすべきだと感じました」と語る藤尾さんは、大学卒業後、すぐに地域おこし協力隊になりました。食べることが好き、海が好き、自然が好きという、自分の好きを突き詰めて阿武町を選び、移住し3年目。山口県内でのみ飼育されている牛で、日本で唯一角が無い肉牛・無角和牛のブランディング化に尽力されています。
藤尾さんのアウトドアは、浅井さんと同じく釣り。釣竿を常に携帯していて、帰宅路の海で釣った魚をおかずにするという、「日常=アウトドア」のような生活を送っています。「お気に入りはやっぱり海です。日本海は、春夏秋冬でまったく異なる美しい表情があり、その多様性が魅力だと実感します。あとは無角和牛が放牧される西台放牧場もアニメのハイジのような世界観が広がっていて好きですね。流れる時間がとても心地良い場所なので、休みの日にも足が向いてしまいます」と話し、阿武町での時間を大切に過ごしている様子が伝わりました。

【和木町】都会と田舎の良いとこどりの町で!

◉村井優さん

埼玉県春日部市出身の村井さんは、地域が地元のサッカークラブで盛り上がっていく様子を肌で感じ、スポーツを通して地域を元気にする活動をしたいと地域おこし協力隊になることを決意。任期となる3 年で結果を出すために、活動場所にこだわり移住先を探していたところ、広い敷地に美しい自然と多彩な遊具が揃う蜂ヶ峯総合公園に運命的なものを感じ、和木町を活動場所として選びました。前職でイベント関連の仕事をしていた経歴を生かし、新型コロナ感染症の影響で活動が制限される中、少しずつではありますが、公園を舞台に人々に喜ばれるイベントの企画をされています。

村井さんのアウトドアは、町内のおしゃれなカフェでテイクアウトしたドリンクを片手に小瀬川の側で過ごすこと。「家でも職場でもないとびきり心地の良い大切な場所で、一人で反省会をしてみたり、のんびりしたりしながら過ごしています。何もないからこそ何でもある。楽しみ方は無限大です。和木町のコンパクトさは武器であり、都会にも田舎にも特化していないけれど暮らしやすいです」と、和木町の魅力を村井さんらしい言葉で語ってくれました。

◉安井絵美さん

安井さんは、地域おこし協力隊を卒業後、デザイン制作などの会社を起業され、そのまま和木町に定住。現在も地元ケーブルテレビの番組「和木ちゃんねる」のプロデューサーとして、町を元気にする活動を続けていらっしゃいます。
実は、インドア派だという安井さん。アウトドアというテーマに何とか絞り出したのが、川沿いのお散歩と友人とのバーベキュー。外でのアクティビティがアウトドアになるのが、自然豊かな山口県ならではと言えます。バーベキューの様子を写した写真を見た阿武町の浅井さんと藤尾さんは「阿武のおいしい魚とお肉をもってバーベキューに参加したいです」と、すかさずリクエストをしていました。
「工業中心の和木町には特産品がほとんどないので、他の地域をうらやましく思うこともありますが、『テレビ観たよ』などと話しかけてくれる町民との距離の近さや信頼関係は、小さい和木町ならでは。居心地が良いです」と、日々感じる和木町暮らしの温かさについて教えてくれました。

「居酒屋で偶然、隣に座った初対面の方にも挨拶しなくてはいけないという、都会では経験したことのないコミュニケーションに最初は戸惑いましたが、距離が近いだけにすぐにたくさんの人と仲良くなれます。小さな町は閉鎖的かもしれないと不安もありましたが、自分たちが心を開けばちゃんと受け入れてくれる温かさが根付いていると実感しています」と、都会育ちの皆さんにとっては驚くことも多かったようですが、声を揃えて「今では地域の方々との深い絆ができ、充実した活動ができています。日本海や瀬戸内海、三方を海に開かれた県は珍しく、多様性がありいろんな美味しいものがたくさんあるので、食べるのが好きな人には特におすすめです」と語ってくれました。

地域おこし協力隊同士が、お互いの町や活動に関心をもち、尊重し交流していく積極的な姿勢がみられ、地域の垣根を越えた地域づくりの未来を描けるようなイベントとなりました。

浅井 一輝 氏
「釣りと、素潜りで魚を突くこと」が好きで、海に近い移住先を探していたところ、縁あって要望にぴったりな阿武町の地域おこし協力隊の募集を知り、応募。着任後は、「道の駅阿武町」で今年度オープン予定の「ABU キャンプフィールド」の運営事業に取り組んでいる。

藤尾 凜太郎 氏
「豊かな自然に囲まれながら、食べることについて伝え残していく仕事に関わりたい」と、全く縁のなかった阿武町へ大学卒業後に移住。希少な無角和種の振興に関わり、美味しさや価値を伝える仕事を中心に、現場での手伝いも行う。趣味の釣りや料理を楽しみながら阿武町の暮らしを満喫している。

村井 優 氏
学生時代よりスポーツを通じた地域振興に興味を持ち、「地域の活力を生む仕事がしたい」と地域おこし協力隊として着任。蜂ヶ峯総合公園を中心とした和木町全体のにぎわいを生むイベントの企画運営や「和木ちゃんねる」出演による情報発信を行っている。

安井 絵美 氏
2016年7月、大阪市から和木町に移住し、地域おこし協力隊に。
任期満了後の2019年4月、町のケーブルテレビ番組制作やチラシ制作などを行う個人事務所「ミウクリエイト」を設立。引き続き、和木町のにぎわい作りに取り組んでいる。

  • 「やまぐち」のY、「わいわい楽しい暮らし」のYを組み合わせた、山口県へのUJIターンを意味するキャッチフレーズです。